家の中でも汚れやすいのがお風呂です。
お風呂場には酸性・アルカリ性のいろいろな汚れが生じるので、
毎日掃除していても汚れがどんどん蓄積していきます。
大掃除で一気にきれいにするコツを場所別に見てみましょう。
◎排水溝
浴室内の汚れが一カ所に集まり、嫌な臭いの元にもなるのが排水溝です。
排水トラップやカバーなど形が複雑ですから、丁寧に汚れを落としていきましょう。
排水口に付着している灰色のヌルヌルは、石鹸カスや髪の毛、皮脂などをエサにしている雑菌が作る膜で、
臭いのもとになるので除去が必要です。
使うのは歯ブラシがおすすめです。
洗剤は、市販の排水溝クリーナーを使いましょう。
髪の毛や皮脂のたんぱく質を溶かす成分が含まれています。
排水トラップは水を溜めて下水の臭いが逆流しないようにしていますが、
ここにゴミが詰まると水が十分に溜まらなくなります。
詰まりがひどい場合は、
吸引カップや細長い針金の先にブラシがついたトラップ用クリーナーを使ってゴミを取り除きます。
◎床
床にうっすらつくピンク色のぬめりは、ロドトルラという名前の酵母菌です。
放置するとカビが生えてしまうので、早く除去することが必要です。
こすれば落ちますが菌は残ってしまうので、エタノールを使って除菌するのが効果的です。
コツはキッチンペーパーでラップすること。ペーパーを床に敷き詰め、
その上からエタノールを吹きかけて10分ほど置き、その後水洗いします。
酵母菌が再繁殖しないよう、仕上げによく水気を拭き取っておきます。